ハードカプセル

hardcapsule

適性・特徴

植物性、動物性カプセルに粉末または顆粒を入れたものです。飲みにくい成分にも適しています。

市場

【特集】 カプセル技術
ソフト・ハードともに植物性カプセルの割合が増加
化粧品や一般食品など用途拡大進む
健康食品で一般的な剤形であるカプセル。最近では腸溶性や崩壊遅延防止など機能性を付与し、
製品の差別化の役割を果たしている。中でも、植物性の需要が急速に高まっている。ソフトカプセル
では、数社が特許を取得し、技術を競い合っている。また、ハードカプセルでは、植物性のHPMCカプ
セルを取り扱う業者が増えたことで、スタンダード化への道筋も見えてきた。そのほか、マイクロ・
シームレスカプセルは、健康食品、一般食品などでのさまざまな利用が進んでいる。そこで、最新カ
プセル技術をレポートする。
<健康産業新聞 2009年5月27日>

企画例

☆生姜エキス末とL-カルニチンを配合したダイエットサプリメント

製造工程

1.原料調達・受け入れ

倉庫へ搬入する前に外装に損傷がないかチェックを行います。 また、各製造所には入室に際し各種条件が設けられておりますので、外装に付着しているゴミ等が工場内に進入しないよう、細心の注意を払っています。 搬入時に各原料のロット番号を管理しており、搬入から最終製品までトレーサビリティの徹底を図っています。

2.原料検査・処理

菌検査や原料規格の確認などを行い各原料の品質を検査します。検査に合格した原料のみを製造場所に搬入します。

3.混合

各原料を大型の混合機(ブレンダー)に投入し混合します。吸湿性の高い原料や流動性の÷原料の場合は物性を改善させるために各種製造用剤を添加します。十分に混合され全体が均一の状態になるよう時間、回転数などを調整します。

vcon

【写真は V混(V型混合機)】

4.カプセル準備

ご要望にあわせた色や大きさのカプセルを用意します。植物由来カプセルや腸溶性カプセルもございます。カプセル表面への印字も可能です。

5.ハードカプセル充填

カプセル内に内容物を充填しキャップをします。同時にカプセル表面に付着した内容物の払い落としも行います。

hardcap

【写真は ハードカプセル充填機】

6.検査

規格を設け(事前に入れたい項目などありましたら入れることも可能です)画像検査機または目視の外観検査や内容物重量の確認、崩壊試験を行い、不良品を取り除きます。

7.充填・包装

ボトルへの充填、PTPシートへの包装など、製品の仕様にあわせた形に包装します。

8.出荷