製造所選びのコツ
はじめて製品作りをお考えの場合、製造会社をどこにすれば良いか、わからないかと思います。
実は、どこでも一緒ではありません。得意とする剤形、ロットなどはそれぞれです。
また、慣れていない製造会社で作るとコストやリスクが非常に高くなります。
製造会社選びで失敗すると、思わぬリスクが…
・価格が高い
・納期が遅い
・返答が遅い
・品質に問題がある(きれいではないなど)
・対応が悪い
⇒このようなことにならぬよう、最適な製造工場選びのお手伝いをさせて頂きます。
メディエンスは、過去の多くの経験から、総合的にみてその製品にあった製造所を選び出すことが可能です。
製造管理は、メディエンスにお任せ下さい
メディエンスは、過去の多くの経験から、総合的にみてその製品にあった製造所を選び出すことが可能です。
PB、OEM製品の企画、処方から製造管理、最終製品化まで一貫してお引き受け致します。
製造工程のご紹介
メディエンスが製造部分でお取引のある製造工場様から、写真をお借りして掲載したものです。
共通工程
●受け入れ
倉庫への搬入前に包装の外的損傷や内容物漏洩などの有無の確認を行う。
また、各製造所には搬入規格や条件が設けられており、外装に付着しているゴミ等が工場内に進入
しないよう、数箇所の注意を払っている。
納入時に各原料のロット番号を管理しており、保管から搬出までトレーサビリティの徹底を図る。
●原料検査
受け入れ完了後の原料(もしくは同一ロットのサンプル)から部分的に抜き取り、色調、におい、外観
など性状試験のほか、菌検査等を行う。
原料によっては規格成分値の分析を行う場合もある。
抜き取ったサンプルはクレーム発生時等の原因解明のため一定期間(約3年間)保管しておく。
●混合
各種粉末原料を大型の混合機(ブレンダー)に投入し、混合する。十分に混合され全体が均一の状態
になるよう時間、回転数などを調整する。
【写真は V混(V型混合機)】
●造粒
同一、または異なる種類の粉末同士を固め、粉末の数十倍~数百倍の大きさの粒にする工程。
流動性や粒径調整など物性改善のために滑沢剤やバインダー(糊材)を添加する場合もある。
【写真は 流動層造粒機】
顆粒
●充填
各容量に秤量し、容器に充填する。スティック包装が主流であり1回分ずつ分包される。
打錠
●整粒
混合粉末の流動性を調整し、打錠時の製造性を向上させる。
吸湿性の高い粉末や、凝集しやすい粉末の場合は滑沢剤を添加し流動性を改善する。
●打錠
調整した混合粉末に圧力をかけ錠剤に成形する。一般的な円盤状以外にも、金型を変更することで
三角形や星型なども可能。錠剤の強度と崩壊性は相反する部分があるため、製品の要望に合った
錠剤を作るには高い技術と経験が要求される。
【写真は 打錠成型機】
●コーティング
錠剤の表面を糖質や樹脂でコーティングする。タブレット全体をコーティングするので粉末自体の味
やにおいを抑えたり、糖衣によって味を付加させることが出来る。崩壊時間を調節することが出来る
ため、腸溶性タブレットなどの機能性を付加できる。
【写真は コーティング機】
ドリンク
●加熱殺菌
原料を混合・ろ過後、内容物の加熱殺菌を行う。
●充填
調整した液体を容器に充填し、フタを締める。充填直後は加温状態にあるため徐々に冷却を行う。
ハードカプセル
●充填
カプセル内に内容物を充填し、キャップをかぶせる。同時にカプセル表面に付着した内容物の払い落
としも行われる。内容量はカプセルの大きさと内容物の比重や流動性に依存しており、要望に併せ
て調整が可能。カプセル自体が小さいため、内容物の流動性やカプセルのサイズによって生産性が
変化する。
【写真は ハードカプセル充填機】
検査
●品質検査
変形やカプセル割れなど不良品との判別、異物混入の確認・除去を行う。また、水分含量、重量検査
などの基本物性や一般生菌数などの検査を行う。受け入れ時同様、サンプルは保管しておく。
包装
製品バルクをボトルや各種仕様に併せて包装する。